毒親育ちは幸せになれるのか

23歳1人暮らしOL。境界線パーソナリティ障害、うつ状態。毒親育ち女の毒吐きブログ

毒親育ちは幸せになれるのか

毒親育ちの人って、世の中にいっぱいいると

思う。

でも、毒の程度や、どれくらい傷を負ってるかは人それぞれだよね。

 

わたしの親も毒親だ。

詳しくは過去記事を見てもらえばわかるんだけど、

わたしには壮絶な過去があって

自殺未遂もして、強迫性障害とパーソナリティ障害になった。

うつ状態にもなった。

 

 

傷は大きい。

「過去の話」じゃ済まされない。

例え親から逃げても、

トラウマは消えないし

ずっとずっと足枷になって自分を不幸にする。

そう、親から呪われ続けている。

幸せにならないような呪いをかけられているのだ。

 

昔、知り合いに

「何昔のこと根に持ってるの?それよりも産んで育ててもらったことに感謝しなさい」

と言われた。

 

根に持ってると言う言葉で片付けられるものじゃない。

 

というか、子供の頃のことってずっとずっと記憶に残るのだ。

詳しい記憶はなくなっても、傷ついた記憶は消えないし、

自分の価値はずっと低いままになる。

 

それに、産んで育ててなんて頼んでない。

あんなことされるなら産んでほしくなかった

間違って産んでしまったならわたしのことを捨てて欲しかった。

 

産むのは親のエゴ。

育てるのは義務。

結果的に、幸せに育ったなら「育ててくれてありがとう」となるけど

わたしの場合はそうならない。

 

ちなみに虐待する親ほど、子供に執着するものだ。

 

 

 

たまに、「虐待されて育った子供は心が強くなる」という人がいるけど、

それは相当無神経な人か

加害者側で都合良く考えてる人だ。

 

強くなるわけない。

むしろ、自己を肯定できないし、

自信も勇気も希望も何もなくて、心の支えが何もない。

トラウマも抱えてる。

弱いに決まってる。

何かがあったらすぐ折れてしまう。

 

理不尽な出来事を「心を強くするきっかけだ」なんて言うのは、間違っている。

 

理不尽な出来事は、むしろ自尊心をボキボキに折るのだ。

心の支えや土台が何もなくなるから、ちょっとしたことですぐ傷ついて折れてしまう。

 

むしろ、愛されて大事にされて、時には甘えさせてもらえる方が、心は強くなる。

 

 

 

健全な子供時代を過ごし、友達を作り、

短大や専門学校、大学へ進学して就職して、

結婚して子供をもって…なんて

普通の人が普通にできることが、わたしにはできない。

 

わたしには大事な何かが欠けている。

 

幸せになりたい…そう思っていた時期もあった。

今も思ってるかもしれない。

でも、親のかけた呪いは、想像以上に根深いのだ。

 

親は誰でも、子供の幸せを祈るもの。ってみんな思ってるでしょ?

まあ大半の親はそうなんだと思う

でもわたしの親はそうじゃない。

わたしが、自分達より幸せになることが許せない。

親に言われたことがある。

「親よりも幸せになるんじゃない」

「お前の人生は親のものなんだ」と。

わたしに自信と希望を失わせて、不幸にさせて、親の言いなりにさせて満足したいのだ。

 

 

 

「自分の気持ち次第で変われるよ!」

そんなことを軽く言う人もいる。

確かに、自分次第でいくらでも変われるのだとは思う。

でも、「なにかが欠けている」わたしには、

自分で自分を変えることは大変な努力が必要。

 

数週間や数ヶ月でできるものじゃない。

 

 

毒親育ちは幸せになれるのか。

わからない。

現実、一生親からのトラウマと呪いに苦しめられる人だっている。

 

わたしはわたしの呪いを解くことができるのか。